エンテロウイルスって?
エンテロウイルスとは、腸管で増殖するウイルスの総称です。
67種類のウイルスがあり、その年ごとに流行するウイルス型が
異なります。夏季を中心に5月から10月にかけて流行します。
エンテロウィルスが、 腸管やそのまわりの限られた組織に
とどまった場合は、症状がなく免疫を得て感染は終わります。
感染がさらに進んでウイルス血症を起こし、体内のさまざまな
組織や中枢神経系へ及ぶと、それぞれの段階に応じて症状
があらわれるようになります。
最も軽い症状は、発熱や上気道炎症状を併発した急性熱性疾患で
いわゆる「夏カゼ」といわれるものです。その他、皮膚・粘膜の発疹、
心嚢炎などがみられることもあります。また、ウイルスが中枢神経へ
進入してしまうと無菌性髄膜炎や麻痺を引き起こすことになります。
エンテロウイルスを予防するためには、よく手を洗うことが基本です。
手の洗い方
1、手を水でぬらして、石鹸をつけて泡立てます。
2、てのひらと甲をそれぞれ5回ずつ洗います。
3、指と指の間を5回ずつ洗います。
親指のまわりもていねいにあらいましょう。
4、ツメと指先を5回ずつ洗います。
5、左右の手首を5回ずつあらいます。
6、最後に泡をきれいに水で洗い流します。
* 手を拭くときは、清潔なハンカチやタオルで。