エンテロウィルスによる感染症
風邪様症状、咽頭炎、ヘルパンギーナ、口内炎、急性気管支炎、肺炎、胸膜痛
発疹、手足口病
無菌性髄膜炎、急性脳炎、神経麻痺
嘔吐、下痢、腹痛、肝炎
急性出血性結膜炎
急性心筋炎
手足口病
手足口病の感染経路は、経口、飛沫、接触感染などがあります。
症状は、口腔粘膜や四肢末端に水泡性発疹が見られます。
幼児期に、夏季に流行します。
ヘルパンギーナ
感染経路は、経口、飛沫、接触感染です。
症状は、高熱が出て、口腔粘膜に水泡性発疹がみられます。
幼児期に、夏季に流行します。
急性出血性結膜炎
感染経路は、接触感染です。
症状は、充血や眼痛、眼脂など。 まれに四肢麻痺が起こることも。
1960年代の終わりに流行しましたが、1982年以降は流行していません。
無菌性髄膜炎
感染経路は、経口感染、飛沫感染、腸管感染で、感染力が強い。
症状は、38℃から40℃の高熱が出て、頭痛、嘔吐、悪心、
下痢などがみられます。
幼児や学童のあいだで、初夏から増えはじめ、夏から秋にかけて
流行します。
急性灰白髄炎
感染経路は、経口感染や接触・飛沫感染。
ウィルスの排出期間は、便で数週間、咽頭拭い液で1週間。
症状は、発熱、頭痛、倦怠感、嘔吐、筋痛、頚部硬直、麻痺など。
感染力が極めて強く、全世界でみられます。
1961年から、生ワクチン投与が行われ、発症は激減しています。